〜参考文献・オススメ〜

ー参考文献ー



私が参考にしている、あるいはほとんどの知識はもちろん先生や自分の体験からも多いのだけれど、わりと本の知識が多いので、このページを見て、もっと知りたいと思う方の為に参考にしている文献を載せておくことにしました。

まず何より大事にしている本はこれです。

「ピアノ演奏の根本原理」著者トバイアス・マテイ 訳 大久保しん一(しんは眞に左側が金ヘン)
出版社 中央アート出版社


ピアノの音色について研究しようと思った経緯はピアノの音色のページに書いてあるので。そちらをお読みください。この本がなければ、音色というものについて考えようともしなかっただろうし、伴奏の道に進むことも、ピアノの弾き方についてもあまり悩まなかったかもしれません。
 
 書いてあることは、まあとても難しかった笑 高校生にとってはなおさら理解しがたいものではあったけれど、今ではこの本は私のバイブルでもあります。私にとってのピアノの弾き方は、この本からの知識が4割ぐらいをしめていると思われます。残念ながら、私はマテイ教授に師事することはかないませんでした、もちろん時代的に無理でしたが。(彼はすでに1945年に亡くなっている)。もっともっと広く読まれればいいなぁと思っています。ピアノの音色のページにも書きましたが、誰でも習得できます。それだけは言えます。もし興味が湧いて、この本を手に取ってくれた方がいたら本当にうれしく思います。




ツェルニ―ピアノ演奏の基礎  カール・ツェルニー 岡田暁生訳・解題


 2010年に春秋社から発行されています。とても良い本です、と改めて。
初心者から上級者まで、役に立つことしか書いていない一冊だと思います。
もちろん、原語で読める方もいらっしゃると思いますが、確実に少数派だと思うので・・
音楽の表現、音楽の言葉、本来の意味でのそういうものを知りたい方は是非!
そしてとってもいいのは、文章自体がそんなに難しくないことです。たまに難しい、こねくりまわしたような表現の本を見かけますが、この本はそういうことがありません。
譜例も多いので、一人でも学習しやすいと思います。私は一時毎日読んでました(笑)

ところで余談ですが、私の知り合いの日本人が、友人の韓国人(確か韓国人)にこう言われたそうです。日本は、本の翻訳が一杯ある、と。私も他の国の翻訳事情はよくわかりませんが、日本はかなりのものが翻訳されているそうです。翻訳をしてくださる方々ありがとうございます。