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 〜演奏会案内・活動報告〜

活動報告・お知らせ






ー先生と私ー 〜ウィーン国立音楽大学教授による春季セミナーin 東京音大〜



日審音楽審議会という団体と東京音大が共同で、ウィーン音大教授による第一回目の春季セミナーを開催しました。今回はピアノと歌の2つのコースでした!
ピアノの教授はアレクサンダー・リュスラー先生。歌の教授はラルフ・デューリング先生という方でした、知っている人は知っているかも???

デューリング先生の事は、また別の機会に書こうかなと思います。今回はリュスラー先生の事を少し・・・

リュスラー先生と知り合いになれたのは、人生で素直に喜べる一つの出来事かなぁと今更ながら思っています。当時、ウィーン音大に入学が決まった私は、ピアノの先生を探していました。というのは、伴奏の先生は決まっていたのですが、ソロ(ピアノ独奏)の先生はまだ見つかっていなかったからです。ソロの先生は、何人かの先生の中から選んで、自分でお願いしに行くというシステムでした。門下生発表会(ウィーン音大では、多くて前期後期合わせて4回ほど門下生発表会があります)を2,3見に行きましたが、中々決まらず、どうしよう。。。っと思っていたら、とある仲の良い友人が彼はどう?っと教えてくれたのがきっかけでした。

相当決まらなかったのか、もうここまで来たら誰でも良いや!っとその時思ったのか覚えていませんが、先生に迷わずメールをしました、そうしたらすぐお返事を頂き、いわゆるお試しレッスンみたいなもの(ウィーンでは、フォアシュピール、とか、フォアズィンゲン、という言い方があります、前者は楽器、後者は歌です)があって、晴れて門下生になりました


それから月日が流れるのは早いもので、もう5年以上が経過しています。今回、先生のマスタークラスの通訳をさせてもらえたのは本当に嬉しく、とても楽しい時間でした。
楽譜の読み方からくる解釈の細かさ、効率の良い弾き方、この2点だけを取っても、とても良い先生だと思います。『よく聞くこと』今回も生徒さんによくおっしゃっていましたが、私自身もよく言われていました。4日間通訳やって思ったのは、「ああ、私は彼の生徒だったんだ」、っという単純な事実(笑)
ちなみに、これを言われると(若かったのか)よく聞いているよ!と何回か思った事があります。でも、先生のレッスンに慣れてきてから、よく聞くという意味にちゃんと気づき、それからはその難しさに嫌になることもありました。よく聞く、という事は今でも難しいですね。実際難しい(笑)


先生には日程調節もしていただき、本当に感謝しています。また、こういう機会を作ってくださった皆様に心からありがとうございましたとお伝えしたいと思います。





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