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   〜長い道のりのはてに・・・〜
      
様々な視点からの音楽



ー目次―


ー遠い昔からー
ー2人から・先生という存在ー
ーパブロ・カザルスというチェロ奏者ー
ー馬頭琴演奏会から!ー
ーCDを聞くという事についてー
ー音楽は進歩するのか?という疑問についてー
ー『ラ』は果たして『ラ』なのかー
ー留学・ウィーンに来てからー
ーウィーンの他の学校・大学のシステムー
ー大学の授業ー
ーグーテンベルクが音楽家に与えた影響・日本語から見た音楽ー
ーグーテンベルクが音楽家に与えた影響・印刷文化ー
ーリズムという言葉ー
ー解釈についてー
ー先生と言う存在ー




馬頭琴演奏会から!

馬頭琴の演奏会から色々な事が学べたし、いろいろ面白いモンゴルの事も聞けた!


まずは食文化。
私は個人的に羊の肉が好きで、モンゴルはよく羊を食べると聞いていたので、今回食べれると思っていた。(昔社会科の資料集で、そういう写真を見なかっただろうか!?))で、これがそのお肉・・・



大きい笑 40人集まると、羊一頭分食べれるそうな・・・(これで5人分ぐらいか?)
これを切り分けて食べていくのだけれど、色々な決まりがあるそうな。

例えば
切り分けるのは男の仕事、これができないと、結婚させてもらえないらしい(笑)
もう一つ結婚のときに、羊の骨(どの部分かを聞き忘れた・・・)を素手で割らなければ結婚できないらしい、それぐらいの力がないと、お前には娘を嫁にやれん、というわけだ・・・さすが・・・でも、最近では、羊の骨を用意する側が、切れ込みを入れたりするそうだ、モンゴルの方とお付き合いを考えてる方も安心です!

上の写真のお肉を食べ続けていくと、肩甲骨が出てくる、この肩甲骨周辺のお肉を食べるときに、肩甲骨に歯を当てると、結婚できなくなるらしい。また、肩甲骨のまわりのお肉は、一人で食べてはいけない、みんなで食べるものらしい。
そして最後に、肩甲骨の骨は縦に割らなければならないそうだ。

食事なのに、結婚に関する言い伝えが多いのだけれど、もう一つだけ。
こちらはあばら(だと思う)



これまた大きい・・・これをうまく食べれれば、男は次に生まれた時(も)きれいなお嫁さんをもらえます、っとこういう言い伝えがあるそうな笑 

ところで、味付けは何かというと、モンゴルでは岩塩が有名なのもあり、塩でたべるそうだ、ちなみに、このお肉の塊も、塩茹でしてある、とてもおいしかった、びっくりするぐらいに笑  私自身もう一度行きたい!!変わったキノコの醤油というのもあった。これまた絶品だったが、日本には売っていないらしい!

ところで、馬刺しを食べる方々にはあれなのだけど、馬は食べないそうだ、友達らしい。モンゴルの方とお付き合いするときには、それだけは忘れないでおこうと思った!


モンゴルの家畜


遊牧民族が存在するモンゴルでは、上に挙げた動物と、ヤギ(ヤギだけイラストがなかった!)を合わせた5つの家畜を飼っているそうだ。ここで、ラクダが出てきたのが私にはとても驚いたのだが、ラクダもいるそうだ!ラクダ!!見たことがない!

馬頭琴という楽器
馬頭琴を鳩山先生に教えるウルグンさん。

私は地味にミーハーな人で、政治とかは関係なしに、今回鳩山先生にお会いできたのが結構嬉しかったりする(笑)

馬頭琴、この写真からも分かるように、弦は2本のように見える。内弦、外弦という言い方があるそうで、そして、1本に見える弦は実は、ナイロンの細い糸を80本〜120本を束ねているそうだ。
ちょっと分かりにくいかもしれないけれど、弦を押さえて弾くわけではありません。弦の横から押して、音程を変えています。これは、不思議(笑)

伴奏者の観点から少しだけ。この楽器に合わせるのは、非常に苦労しました・・・
最初の合わせの時、久々に冷や汗がでました。あせった、本当に(笑)
合わせにくい事ってあるのだけれど、この楽器は信じられないくらい戸惑った。
よく聞いても、今実際に何の音が鳴っているのか、慣れるまでわかりませんでした。
ちょうど、ホーミーのような感じで、私には、音と音が一つ一つに聞こえるのではなく、
混ざって聞こえる感じだったからです。いやはや、難しかった・・・
クラッシックも1つの民族音楽に過ぎない。と言う教授の言葉を思い出しました。いや、本当にそうだ。今度は、馬に乗ってから彼らと共演する機会があったらいいなぁ、そしたらもっと分かるかもしれない・・・


もう少ししたら、主催者の方たちが、今回の演奏の様子をyoutubeなどに投稿すると思うので、その時また聞いてみてください、馬頭琴、とてもいい楽器です、私はすでにファン!
草原を駆ける馬、力強いものが結構多いです。たぶん、思っているものと、似ているものもあるし、そうでないものもある。聞いたら一回で素敵だな、っと思えます!
ちなみに、CDもありますのでよかったら。。。


最後に

モンゴルの人は、私は人生で初めて会ったと思うのだけれど、とても親日家が多く、優しく、でもどこか一本シンの強いところがある。共演できて本当に良かった。
彼らは国に帰ると、皆さん有名人だそうだ。でも威張ったとこなんて全くないし、気さくだし、本当にみんな大らかだった。
上の写真の骨。私がきれいに食べれたのもハイルハンさんという方が率先して、食べ方を教えてくれたからだ。曰く、軟骨から食べれば、びりびりとはぎ取って食べれます。確かにその通りでした!そんな細かいところまで教えていただき感謝(笑)
ひとまず馬頭琴ユニット「響」のメンバーにまた会えるのはいつの日か、、、またお会いできるのを楽しみにしています。


おまけ


リハーサル  

埼玉越谷会場


ミスタープロ野球。
全然関係ないわけでなく、たまたま演奏に行った小学校が長嶋監督の母校だった(笑)
しかもこの学校だったと思うのだけれど、校歌作曲が、団伊玖磨先生だった・・・なんかやたらとおしゃれな校歌だなぁ、さすが都会だ!っと思って見上げたら、作曲団伊玖磨って書いてあってびっくり・・・


いつかモンゴル行きたいです!!




ーCDを聞くという事についてー